パルスオキシメーター 〜資機材紹介〜 | 民間救急について正しい理解を広めるために有益な情報を発信しております

パル移送サービスの民間救急車で使用している資機材を紹介させていただきます。

第一回目はパルスオキシメーターになります。

採血することなく動脈血中の酸素飽和度（SpO2）と脈拍数を測定し、肺や心臓が正常に機能しているかどうかをチェックできる医療機器のこと。

酸素飽和度（SpO2）とは、心臓から全身にめぐる血液に含まれる酸素の飽和度を皮膚を通して測定した値を指します。

健康な状態ならば96〜99％近くが標準値とされていますが、肺炎などで肺にダメージによって数値が下がることも。

肺炎重症化の可能性を見つけるツールとして役立ちます。

数値が低い場合は酸素投与などが行われる場合があります。

ただし、パルスオキシメーターは医療従事者向けの医療機器ですので、測定値のもつ意味については医療専門家に判断してもらいましょう。

パルスオキシメーターは家庭での購入もできて、操作も簡単ですが、きちんと医療専門家の指導を仰いでください。

弊社では2種類を使い分けています。

１つは車内で使う患者監視モニターで病院にあるものと同じものになります。

大きく、モニターの数値も見やすく、心電図や血圧なども同時に測定することが可能です。

2つめは持ち運びが簡単な携帯型になります。

病棟に持っていったり、自宅搬送などで活躍します。

これらを併用して適材適所に使うことによりスムーズかつ安全に搬送することができると考えます。