介護ミトン 〜資機材紹介〜
搬送中ではどのような場面で使用する事があるか?
介護を要する人が認知症などにより、脳の機能低下がおこり判断力が低下した場合などに、おむつを外す、点滴を抜くなどの問題行動がおこることがあります。その問題行動に対処するために介護ミトンを使用する場合があります。
〜自分でおむつを外してしまう〜
自分で紙おむつを外すと、パジャマや寝具が汚れてしまいます。排泄物で皮膚が汚れると、湿疹や床ずれの原因となる可能性があります。介護者は、なぜおむつをはずす行動が起こっているのかを考える必要があります。
〜おむつの中に手を入れてしまう〜
おむつの中に手をいれて、便をこねたり、ベッドや壁に塗る行為をろう便と言います。この行動は、おむつの汚れによる不快感から起こっていると言われています。ろう便によって、清潔保持が難しいばかりではなく、汚れた手や便を口に入れてしまうという危険性もあります。
〜自分や介護者の顔や身体をひっかいてしまう 〜
認知症などにより、脳の機能が低下すると、感情を押さえることが難しくなり、ひっかいたり叩いたりなどの問題行動が出現することがあります。ひっかいて傷ができると、そこから細菌などの感染が起こる危険性があります。また、介護者のケガを防ぐ目的もあります。
〜点滴や導尿の管を抜いてしまう〜
医療に関する管や装置を外してしまうと、命に関わる場合もあります。抜いてしまうのは、管が気になる、かゆみや痛みが原因となっている可能性があります。それらの原因に対処することに加え、リスク管理のために介護ミトン使用します。
まとめ
介護ミトンは患者様を抑制するものではありません。危険行動から安全を確保するためのものです。
搬送中は介助者が傍で見守ることでミトンを外し手を自由にすることで拘縮を予防したり、皮膚の観察をすることが重要だと考えます。
予約いただくときに、このようなケースが考えられる場合は前もって相談いただければミトンを用意することができますので参考にしてください。
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